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アルスノバで3足目のオーダー

3月の晴れた日にアルスノバへ。

前日に電話で、店が開いているかと、1足目と2足目を見て頂く事をお話してある。
3足目は短靴の予定だが、1番フィットしているのは2足目のブーツなので、ブーツを履いて、1足目のロングウイングを持参。

到着すると先客がいらしたが、もうすぐ終わるとの事で革を眺める事に。

目的は短靴、できればロングウイング以外、カンガルー革、黒以外の色。
それ以外はノープランで来たので、どれがカンガルー革か確認しつつ選ぶ。

…ネイビーの革がなくなっている。そのうち作りたいと思っていたが残念。
ここの革は殆どが今は亡きタンナーから仕入れたそうだ。
明るいブラウンがあればと思ったが、カンガルーにはそれもない。うーん…。

そんな中、目に留まったのはこの革。
IMG_0988.jpg

きれいな薔薇色。
でもとても薄いから、支えが欲しい私の足にはちょっとな…。

これ何の革ですか?と聞くと、キットです。とご主人。
キット…?キッドか!
どうやら、ここにある革は殆どがカンガルー、キッド、ペッカリーのようだ。
カーフは使わないんですか、と聞くと、カーフは硬くて理想の吊り込みができない。山羊なら3ヶ月以下の仔山羊じゃないと、ですって。
贅沢病か!
思わず突っ込む。…心の中で。

色はネイビーかブラウン系でざっくり考えていたが、この薄い山羊革…どうしても気になる。
いいなこれ。使いたいな。
とてもしなやかで柔らかくて…小さい。

耐久性についてはカンガルーとのコンビにすれば耐えられるだろうと、カンガルーとのコンビで使用する事に決定。
カンガルーの色は茶よりも色味の合うワインを選択。
…またワインか。
そう、ブーツと同じ革である。
いいやもう。
私は元々、服でもなんでも、こういう紫っぽい色が好きなのだ。


デザインは散々迷った挙句、ショートウィングをチョイス。
IMG_0989.jpg

見本の黒革部分がカンガルーになる予定…
だったのだが、ご主人からまったがかかる。

曰く、
ショートですと見本の白革の部分がキットになりますよ(ご主人はキッドではなくキットと仰る)。せっかくのキットの面積が少なくなりますよ。
鳩目部分もキットに?いえ、ここは濃色でないと締まりませんよ。
ロングウイングの方が足が安定するので細いお足には合いますよ。
この革は小さく、今回取り終わったら捨てる事になるので(!)、折角ですからより面積の広いロングウイングにした方が…等々。

ええ…じゃあロングにしようかな。
でも黒もロングだしな…。
とグラグラしている所を、

きっと品のある良い靴になりますよ(にっこり)。
で、陥落…笑。

IMG_0990.jpg
IMG_0991.jpg

またワイン、またロングウイングである。
(こうやって見本を見ているとやっぱりブラウンも素敵。)


サイズ感の相談は持参のロングウイングに履き替えて。
結果、長さは変更なし。
ボール部分-1.25mm、踵-5mmとそれぞれ、より狭くする事に。
これは数値上はブーツと同じになるが、プレーンのブーツとロングウイングでは感じ方が違う。
ロングウイング部分の革が二重であるのに加え、ステッチも多いので、ブーツより少し狭く感じると思われる。

小指が当たるのも、今の私にはワイズが若干広いからではないか、という見解で一致した。


ヒールは4cm等も考えたものの、4〜5cmの高さは古靴でもよく出るし、ご主人の強い推しに負け笑、結局以前と同じ3cmのスタックに。
でも4cmの方が、カーブがついて優雅なんだよな…。
積みならできるかな?今度聞いてみようか。
やっぱりできればピッチドヒールがいいけど、積むと中身プラの巻きスタックより重くなるだろうな…。
痛し痒しである。

会計を済ませ、紳士靴仕様の靴や、修理済の靴を見せて頂いて…ふと時計に目をやると、来店してから早2時間!

げっ。
やばい、帰らねば。
夫に叱られる。
1時間位で終わると思ってたのに。
で、そそくさと退散。

夕飯の時間には少々遅れたが、お土産のチョコバナナマフィンが効いたか?
特に問題なく、平穏な夕食を囲めたのだった。

そういえばツリーについて聞くのを忘れてしまった。
一足目の黒をお見せした時、特に何も言われなかったのでそこまで問題ない…のだろう、多分。

完成は1カ月後という事なので、じきに葉書が来ると思われる。
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「CHISCO」手入れ終了

「CHISCO」の手入れが終わった。
DSC06158.jpg

手入れといっても、内側も綺麗なので特に洗う必要もなし。
内側の型番らしきモノ。銀色の型押し。
DSC06168.jpg


調べても広告一枚出てこない謎メーカー。
この時代の物にしては結構革も厚いので、そんなに高級なモノじゃないのかもしれない。
謎のシミもチラホラ。全然落ちない。
DSC06162.jpg

でも革の透明度は素晴らしい。
勿体無くて色付きクリームが塗れない。

靴の作りはそんなに詳しくないけれど、ウェルテッド式の伏せ縫い…でいいのかな?
極限まで狭めたコバ幅は約3mm。
DSC06166.jpg

そんなに狭いところ縫わなくてもいいのに。
そこまで頑張らなくても良いのに。
と思わず思ってしまう。

磨きながら履いてみた。
左足側だけ仕上げた状態。
DSC06156.jpg

きっつい!笑
あと1cmは長くないと無理!
ポインテッドトゥであることと、靴がしっかりし過ぎていて見た目よりずっと小さい。

でも幅と踵はいい感じ。
羽根の開き具合も理想的。
100年前で、2サイズ下げて、デッドストックでこれではね。
これ以上古くなるとさすがに買う気にもならない。
古靴でジャストは難しいと、悟らせてくれた靴である。

あと踝。すごく当たってる。
古い靴って踝のえぐりが少ないような…。これなんてほぼ直線…。
DSC06164.jpg

でも綺麗だなあ。
DSC06160.jpg

履けないけど、どうせ売れないし、かといってこれ捨てるとか無理無理。
そして靴が増えていく…。
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