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タルタルガのローヒール・パンプス

タルタルガ という靴屋がある。

数少ない幅狭靴をパターンオーダーで作れる店として有名で、
私も幅狭靴を探し始めた当時から知っていた。
だが、オーダーした事はなかった。
店のある大阪は遠い。
いいお値段なので、年に2度ある東京オーダー会にも行く事はなかった。

数年の時を経て、履けそうなブランドの靴は大体試した。残りはタルタルガ位になった。
今春の2016SS東京オーダー会は、満を持して、といった気持ちだった。
結果、初めてのオーダーになった。


DSC04634.jpg

デザインNo.1377。木型T7。サイズ35。
T7はY83に次いで細い木型である。
私の足はほぼ23cmなので、タルタルガのサイズ表によると
ハーフサイズ落としている事になる。
Y83のギリーと迷ったが、紐靴は他にアテがあるのでT7に。


DSC04643.jpg

エメラルドとネイビーのコンビ、共にイタリア製のカーフ革。
特にネイビーはオーナーがわざわざ別注をかけたもの。
オーダー会のサンプル靴で確認したところ、
靴クリームの類は塗っていないとの事だったが、キラキラ輝いていた。

本来この靴はメッシュやチュール地とコンビにして、サンダルのように
履く事を前提としてデザインされたものだと思う。
ライニングもアンラインド仕様である。
ボール部がメッシュというのは外反母趾の足には不安だったのに加え
エメラルドの革も気に入ってしまったのでこうなった。


DSC04646.jpg

履いてみると甲が深い事が分かる。


DSC04636.jpg

非常に前衛的で、思っていた以上にカモノハシ笑 に仕上がってきたが
うまくお付き合いしたい。


DSC04637.jpg

ヒールや縫い糸の色も細かく指定できる。
ヒールは汚れからの手入れのしやすさを考慮してネイビーに。
(でもゴールドも素敵だったなと少し後悔)
糸は黄身がかった白。


DSC04640.jpg

底から見ると丸いヒールの形がよく分かる。
セメンテッド式のレザーソールはタルタルガを象徴する深紅。


DSC04632.jpg

オーナーは赤がお好きだそうで、箱を空けた時からもう赤い。
白い箱とのコントラストが眩しい。


DSC04630.jpg

手書きの手紙と、靴と同じ革が使われた金属の靴べらと、保存袋付。


オーナーとは色々話をした。
私の履いて行ったKAILLERSの話、
姿勢や歩き方の話、
幅の狭い足の人は全体の2割で、幅が狭いと自覚している人は1割しかいない話、
中国がいい革を買い占めてしまって欧米人が怒っている話……。

靴職人、もしくはいい靴を売ってるという誇りがある方はひと癖ふた癖ある方が多いのだが
こちらのオーナー(ご自身で木型も削る事ができる)は
冗談がお好きで、陽気な方だった。
本当は、私の壊滅的に細い足には若干緩いのだが
お話が楽しくて、ついオーダーしてしまった。


ちなみに、中敷のロゴはめくらないと出てこない。
何か深い理由がある気がして、どうしてこういう仕様なのか伺ったら
オーナーは笑ってこう言った。
「僕の、奥ゆかしさや!」

DSC04642.jpg
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