アルスノバのロングウイングチップ

靴ができると葉書が送られてくる。
まずはできあがった靴の詳細から。

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外羽ロングウイング、4列の鳩目、黒いカンガルー革。注文票によると木型はS13。
13ってなんだろう?今度聞いてみる事にする。
ロングウイングのつなぎ目はすっきり、踵のみ。


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底面。
端に小さくMADE IN JAPAN、中央に5と型押しされている。靴に入る数字はこれしか見当たらない。
ヒールはラバー。
前足部は伏せ縫いの上、ビンテージスチール付。
(こういうのもスチールでいいのかしら?)
ぐるりと飾り彫りのようなものがある。稀に紳士靴でも▽が並んだソールを見かけるが、それとはまた違い、手彫りのように見える。ネットで調べてもよく分からない。

マッケイの縫い目は、返し縫い状に縫われている。100年前のドイツ製ミシンで縫われているとの事で、これができるのはうちだけと、ご主人自慢のソール。

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左:一般的なマッケイ
右:アルスノバのマッケイ


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爪先。
丸いコバ。甲は低いが、爪先が盛り上がっているので指が当たらず、全ての指が上下に動かせる。


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鳩目周辺。
アルスノバの紐靴はタッセルがつく。靴と同革で作られていると思われる。
羽根の付け根は潜り込まない。


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踵。
市革の上からM字に縫われて補強されている。ヒールは巻きスタックの3cm。
アルスノバにはパンプスやサンダル、ブーツ等もあるが、メインは3-4cmヒールの紐靴。
足の細い方はくるぶしが当たりやすいとの事で、くるぶし周辺のトップラインはかなり低め。


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踏まず。
他の靴と比べて最も細くきつく感じるのが、この踏まず囲周辺。
フィッティング時に踏まず下の隙間が気になると伝えたからか?すごく盛られている笑
足が一番華奢な朝は、突き上げがきつすぎて結構痛い。
このパッドの位置は購入後の調整で踵側にずらしてもらっているが、パッドは小さくしない方がいいそうで高さはそのまま。
だんだん気にならなくなってきたので今は様子見。

後にご主人から、怖い位細い、こんなに細いお足は初めて と言われた私の足。
AAAAAに縮まってから試着してきた靴は、どんなに細い靴であっても皆テーピングしたまま履けてしまった。
でもこの靴だけは、納品後もしばらくはとても無理だった程、細くできている。

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コメント

No title

アブスノルバって銀座にありますよね。
年に1度の東京詣で(笑)で必ず店の前を通っていました。
ウィンドウ(だったかドア越しの)靴を見て明らかにオーダーの店だとわかったのですが、どうも婦人靴専門のようで、スルーしてました。
一見して素晴らしい靴だというのはわかりました。
かっこいい靴ですね。
紳士靴のデザインの靴を履く女性って素敵だよな、と嫁さんには常々言ってます。嫁さんもそういう靴が好きです。

Re: No title

なおけんたさん

> アブスノルバって銀座にありますよね。
> 年に1度の東京詣で(笑)で必ず店の前を通っていました。
> ウィンドウ(だったかドア越しの)靴を見て明らかにオーダーの店だとわかったのですが、どうも婦人靴専門のようで、スルーしてました。
そうです。さすがよくご存知ですね。今は日本橋の丸善の近くに移転しています。
HPを見る限り、足の小さな男性ならokのようです。

> 一見して素晴らしい靴だというのはわかりました。
> かっこいい靴ですね。
> 紳士靴のデザインの靴を履く女性って素敵だよな、と嫁さんには常々言ってます。嫁さんもそういう靴が好きです。
紳士靴っぽい靴、好きなのですが…そもそも私の足ではパンプスは難しいので、そう言って頂けるとなんだか救われます笑
そういえば、トリプルソールでしたか、奥様のソールの分厚い革靴について以前書かれていましたね。婦人靴では珍しいので覚えています。
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