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とある靴との出会い(ケア編)

そして靴が届いた。

信じられないくらい汚い。そして……カビくさい。
黄色い泥なのか砂なのかよく分からないモノが、
隙間という隙間にこびりついてる。
長期保管品って書いてあったけど、
砂浜の中から掘り出したんじゃないのかと疑いたくなる。


恐る恐る中に足を入れる。
いい狭さだ。こんなに幅が狭い靴はなかなかない。
さすがに踵は緩いが、羽根の開きは余裕がある。
くるぶしが当たって痛い。でも調整すれば多分……これは、いける靴だ!

だけどあまりの汚さに、靴下は即洗濯行き。この靴、洗わないと無理。


しかし、アッパーの革が分からない。謎の艶を放っている。

DSC04033-2.jpg

こんなに樹脂が薄いエナメルってあるんだろうか?
それともワニのグレージング?
もしこれらだったら洗えない。ひたすら絞った雑巾で拭うしかない。

合皮?
この手の込んだソールでアッパーが合皮なんて、あり得るんだろうか。


悩んだ末、アッパー以外を洗う事にする。
まだ革靴を洗った事がない。なのに、いきなりこんなイレギュラーメニューとは。

アッパーの汚れを拭き取った後、クリームで保護しておき、
水がかかったらタオルですぐ拭けるようにしておく。
靴の中を軽く湿らせてエマール水を入れる。内側は布張りだから、相性は悪くないはずだ。
歯ブラシで泡立てて洗う。
水はすぐに茶色になる。何度も替える。
濡れてはがれた中敷をめくると、黒い中足骨パッドがひっついている。

DSC04227.jpg

そして中底にも黒い小さな……カビが。点々。臭いはおまえかー!
天日干しをしてもカビ臭さが消えない。アルコールでも消えない。
なんて靴だ。
1000円のくせにこんなに手間かけさせて……。

ええいハイターを持て! もはや意地である。
薄液を作り、中底めがけてスプレーする。
色々駄目だったらしょうがない。1000円だしいいやもう。


結果、なんとか収束。
中底も無事(少なくとも見た目は)。ハイターすごい。
それにしても、まさか靴にハイターを使う日が来るなんて。

ここまで何日もかけているので、家族にはまだ履けないの?って言われる。
自分でも馬鹿みたいだって思う。
有名ブランドでも、思い入れがあるって訳でもないのに。
それでも手入れをしていると、不思議と段々楽しくなってきて、靴に情が湧いてくる。

サイズ感以外に興味のなかった靴が、好きになり始めていた。
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