ついに出た

このブランドのこのサイズが出たら、試してみたいとは思っていた。

事前情報から、私には恐らく緩いであろう事は分かっていた。
それでも一目見た時、手を出さずにはいられなかった。
なぜなら彼女はあまりにも美しく、そして安かったからである。

ferragamoの6.5。AAAAA。

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白x紺のキャップトゥパンプス。
トップラインの五重ステッチが特徴的。
一体何を思ってこの美しい靴にステッチを5周もぐるぐるぐるぐる巻いたのだろうか?
私には分からない。が、手間がかかっている事は分かる。
ヒールは6cm。踵の形が魅惑的。

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6.5で探していたのは、この靴で6では微妙に小さい事が分かったから。捨て寸が少し足りない。

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いかに幅展開が豊富なフェラガモでも、恐らく最も狭いであろうAAAAAは貴重だ。それも7未満になるとなかなか見ない。
今やアメリカの旗艦店でもAAAまでしかないらしいので、この靴も結構前に作られたのだろう…と予想していたら、こんなものが。
ソールの値札、店名が付いてる!

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I.magninと書いてある。
どうやらI.magninはサンフランシスコにかつて存在していた高級デパートのようで、1876年創業。買収されたようだが、今もブランド名は続いている…のかしら?
飴色のソールが美しい。


それにしても、諭吉1枚で余裕でお釣りが来るとは…。こんなにいい靴が。
この状態、試着程度なんじゃないの?
安すぎる。倍値でもおかしくないと思う。それだけの価値があると思うのだが…。
ナロー過ぎるのと、欧米人にはサイズが小さいせいだろうか。


カウンターが長い。ここまで入ってる。

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古い靴は長いものが多いが、これはパンプスということもあり最早芯材がない面積の方が少ない。

五重ステッチではないところも、これまた丁寧に二重にステッチをかけてある。
革もきれい。

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足入れと調整は保湿が終わってから。
それまで我慢、我慢。

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コメント

No title

美しい靴ですね。
デザインもシェイプもソールも。
5重ステッチなんて本当にすごい。
コストを考えれば、5重にする手間は現代ならば省かれると思うのですが、古い時代の靴の良さはこういうところに現れますね。
これは男性用の靴にも言えることですね。

Re: No title

なおけんたさん

> 美しい靴ですね。
> デザインもシェイプもソールも。
> 5重ステッチなんて本当にすごい。
> コストを考えれば、5重にする手間は現代ならば省かれると思うのですが、古い時代の靴の良さはこういうところに現れますね。
> これは男性用の靴にも言えることですね。


ハイブランドの底力を見せつけられた気がします。
スキがない靴と見せかけて、五重ステッチが微妙に歪んでいるのもポイントです笑。
プライスシールに12.58とあるのが気になるのですが、まさか58年製じゃないだろう…と思いつつ、当時の117$は今でいう10万位らしく、あり得なくもない金額なのでちょっとドキドキします。

No title

こちらでははじめまして。

婦人靴はソールの形が美しいですね。
紳士でこれを探すとなると、激戦区の真っ只中に進まねばなりません。
大金を握り締めて、それでも無残に頓死する激戦区へ。

フローシャイムのThe CLIPPERに対しても同じ事を思いましたが、職人さんはなにを思って6連ステッチなどやっていたのでしょうか・・・。
デザイナーに対する恨みでしょうか・・・(笑)

Re: No title

スニゲーターさん

> こちらでははじめまして。
>
> 婦人靴はソールの形が美しいですね。
> 紳士でこれを探すとなると、激戦区の真っ只中に進まねばなりません。
> 大金を握り締めて、それでも無残に頓死する激戦区へ。


ご来訪ありがとうございます。
紳士靴は高価ですよね。
いつだったか、S8Sのブログでflorsheimだったか?記憶が曖昧ですが、古いデッドが紹介されていて、見に行ったら値段6ケタだったのに既にsoldoutで驚きました。


> フローシャイムのThe CLIPPERに対しても同じ事を思いましたが、職人さんはなにを思って6連ステッチなどやっていたのでしょうか・・・。
> デザイナーに対する恨みでしょうか・・・(笑)


私の勝手な想像ですが、アールデコの流れを多少汲んでいたのかな?と思っています。
ステッチワークがないと職人が腕を鳴らす事ができない…そうだ6連にすればいいじゃない!…みたいな笑。
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